赤いハート

オタクのブログです。

髑髏城の七人 Season月 下弦の月 感想

 

 

髑髏城の七人 Season月 下弦の月、お疲れ様でした。

千秋楽から一か月以上経過しており、すでに修羅天魔も始まっておりますが感想エントリを上げたいと思います。

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推しが髑髏城の七人に出る。

発表があってから、初日がはじまるまでとてもドキドキして、はじまってからもドキドキして、終わって一か月以上たった今も、ふと思い出してはドキドキしています。

劇団☆新感線の髑髏城の七人、過去作品は見たことがなかったのですが、『2017年は花鳥風月の4パターンでやるらしい』『なにやら客席が回るらしい』というのは小耳にはさんでおりました。

ステアラについては劇場ができるときに推し本人が「立ってみたい」と言及していましたし。有言実行ですね。かっこいい!

しかしシリーズ最後の無界屋蘭兵衛を演じることになるなんて、正直予想していなかったですし、嬉しさと、緊張で心臓がバクバクしたのを覚えています。

 

残念ながら都合が合わず上弦は観劇できず仕舞いだったのですが、下弦はとにかく捨之介が善!!正義!!!という感じで陽のパワーが強かった印象です。

包容力がすごい。さすが捨天蘭の長男。

だからこそ天魔王を止めることができなかった捨之介の絶望感がすさまじかったですが。

霧丸の主人公感、兵庫の捨之介とはまた違った兄貴肌、それぞれハマっていてとても好きでした。

極楽太夫はかわいくてきれいで、無界屋ガールズと荒武者隊のわちゃわちゃ感も大好きです。

下弦の極楽太夫が羽野さんで良かったなあ。

天魔王はなんかもう…圧倒されたというか…すずきひろきさんのすごさをまざまざと見せつけられたというか。

あとどうしても天魔王に感情移入してしまって…

選ばれないというのはつらい。人にわかられたくない。(しかし感情移入しているという矛盾)

ましてや陽のパワー全開の捨之介のような人には何も言われたくない。

正論は時として人を殺す…生き辛いね…

 

さて。ここからが本題(?)です。推し(の役)の話をします。

私は一幕の蘭兵衛ちゃんが大好きなのですが、初日の蘭兵衛はやわらかいけどクールな印象だったのに、日を増すごとに可愛くなっていってました。
蘭兵衛ちゃん呼びしたくなるほどに!


狸穴をみてびっくりするところ、捨之介になんで?なんで?って腕バシバシ叩いたり、まあまあってなだめられても顔覗き込んだり…
捨之介に頭ぽんってされてたり、弟っぽくて可愛かったです。
おきりとのハイタッチもバリエーションが増えたり、いん平さんが出てくるシーンでも遊びが増えて楽しかったです。

でもその分二幕の蘭丸とのギャップが酷くてまさに外道!でした。
しんどかった…


大楽、蘭兵衛さんの最期のシーン。
ぐちゃぐちゃになりながら「来い!太夫!」と叫んだ後、倒れながら微笑んだのが忘れられません。
今までは微笑んだ後に倒れていたような気がします。

その時に極楽太夫の、「極楽太夫ってのはね 地獄に落ちた男たちを 極楽に送ってやるために付けた名なんだよ 二人でね」の台詞に繋がって。
太夫に撃たれて、蘭兵衛はやっと殿から解放されて極楽に行くことができたのかなと思いました。
大楽でやっとかよみたいな…理解力が低く…すみません…

 

初日から何度か観劇しましたが、ず~っと蘭兵衛さん…わからん…どうして…って思ってました。
なんで蘭兵衛は裏切ったのかなあってそこを重点的に考えてたんですけど、そもそもあれは『裏切り』だったのだろうかと。
むしろ殿への『忠義』を貫いた結果だったのかなと思いました。


最初からずっと殿のことを捨てきれてなんかいなくて、無界屋蘭兵衛を名乗っていても、心はずっと蘭丸のまま。
しかもたぶん自分が殿への気持ちを捨てきれていないことにすら気付いていない。質が悪い!

そりゃ無界の里がいい街だと言われても、「無界屋蘭兵衛」が、自分が思ってるよりずっとまわりを想ってると言われても、自分では気付けていないってなるよな~~~


髑髏城へ向かう途中、無界の里に頭を下げたとき、無界の里に戻る気はないんだろうなと感じました。そのときは本当に刺し違えてでも無界の里の男と女の命を守りたかったんだと思います。
でも殿への気持ちめっちゃあるから天魔王から殿の話きいて天魔王側についちゃう…
言葉にするの難しいけど。私はそう解釈しました。

 

殺陣でまわりながら飛ぶところ、霧丸を追いかけて川を渡るときたたたっ!たーん!って飛ぶところ、カテコで音楽に合わせて大股で出てくるとき、腰を落として上半身がぶれないようにしてるところ。
細かいところも大好きでした。
あとほんと美しくて…美意識高かったですね…
なんでそんな表情できるの!?好き!!!!!っていつも思ってました。

 

蘭兵衛さんはお色直し(言い方)が何回かあるんですが、私は二幕の髑髏党のマントを付けて髪の毛を下ろしているやつが一番好きでした!

そのあとすぐポニテしちゃうので短い時間しか見れないんですが。

でも全部美しくて好き!結局ね!

 

難しい役だったと思いますが、演じ切った廣瀬さんすごいなあ。好きという感情しかないな…!

一幕終わりの殺陣、初日観た時ぼろぼろ泣いてしまったし…

 

 

Season月の期間中、本当に楽しかったです。
廣瀬さんや、ほかのキャストの皆さんからも楽しいという気持ちが伝わってきてとても幸せでした。
推しが大切にされている!愛されていることを実感できる!ファンとしてこれほど幸せなことはないです。
座長には「愛されボーイ」と言われていましたが、これからももっともっと愛されてほしいし、最終的に76億人に愛されてほしいです。
そんな役者さんになってほしい〜〜〜!!!

 

花鳥風月と修羅天魔、まんまと観たくなっているのでBOXで発売してほしいです!